PDCAはもう古い!?今の時代に合わない理由と新しい考え方とは

こんにちは、フリーライターのくぼ(@kubocchi_rgb)です。
突然ですが「PDCA」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
今では様々なところで使われている考え方なので
「聞いたことがある」
「知っている」
「実行している」
という人が多いのではないでしょうか。
しかし最近では、こんな意見も出始めています。
「PDCAはもう古い」
「PDCAは時代遅れ」
考え方については人それぞれなので良い悪いではありませんが、僕なりの意見としては
「PDCAにとらわれる必要がない」
と考えています。
ライターとして活動している中での実体験や、その考え方になった理由をお伝えしていきます。
PDCAという考え方しか知らないという人は、新たな考え方の一つとして受け取ってもらい、少しでも考え方が柔軟になってもらえたら幸いです。
PDCAとは
まずはPDCAについて知っておきましょう。
いろんなジャンルでPDCAと言われるようになったため、元々はどういう場で使われていた言葉かあいまいな人も多いのではないでしょうか。
PDCAは「PDCAサイクル」と言われ、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のことを指します。
近年では成功法則や自己啓発の場面で使われることが多い印象を受けるPDCAですが、どのようなものなのか見ていきましょう。
知っている人は振り返りの意味も込めて読み進めていただけたらと思います。
P:Plan(計画)
PDCAのトップバッターのP。
これは計画の意味のPlanの頭文字です。
目標や計画を設定する段階。
目標に対して、それを実現するための情報収集をして計画を練っていきます。
ブログであれば「1日に2記事作成する」という目標を設定する段階です。
ここまでがP:Planになります
D:Do(実行)
PDCAのDはDo(実行)の頭文字です。
計画したものを実行に移す段階になります。
Pの段階で計画したものを、実際に実行してみて結果がどうなったかを記録しておくと良いでしょう。
実行する段階では、完璧・完全を目指すのではなく、まず実行に移すことが重要です。
ブログの場合は例の「1日2記事」だとすれば、2記事をど自分の中で最高の記事をイメージするのではなく、まずは書き始めることが大切。
Doしなければ計画しただけになってしまいますからね。
C:Check(評価)
PDCAのCはCheck(評価)の頭文字です。
行動をしたら何かしらの結果を得ます。
実行をしてみて、計画通りの結果を得られたのかどうかを評価していく段階です。
ブログの例であれば「実際に1日2記事かけたのかどうか」「どれくらいの時間が掛かったのか」など記録していきます。
A:Action(改善)
PDCAのAはAction(改善)の頭文字です。
計画から実行、得た結果から改善を加えていく段階です。
改善できるかどうかで得たい結果に近くかどうかが掛かってきます。
ブログの例で言えば、「1日2記事作成」ができなかった場合はどうしたら2記事を作成できるのか、時間の使い方などを改善していきます。
PDCAが古いと言われる理由
以前はよく聞いたPDCAも最近では「古い」と言われることが増えてきました。
その理由の前に実はPDCAはこんな歴史があります。
「実は、PDCAという言葉は日本人が作ったのです。戦後、来日した統計学者デミングによる統計的品質統制 (SQC, Statistical Quality Control)をテーマにした講演がきっかけです。デミングは師であるウォルター・シュワートの『仕様 Specification →生産 Production → 検査 Inspection 』からなるシュワートサイクルから影響を受けた『設計(Design)→生産(Produce)→販売(Sell)→再設計(Redesign)』のサイクルを説明しました。
ここで注意したいのは、このサイクルを構成する各ステップが、複数の異なる部門や異なる職種にまたがっていることです。彼はこのサイクルを継続して回すことが重要だと主張しました。この講演を主催した日本科学技術連盟(日科技連)の幹部がデミングの講演を聞いたあとに打ち出したのがPDCAなのです。
出典:ハーバー・ビジネス・オンライン(日本を支配する呪縛「PDCA」は日本ガラパゴスの概念。激変する現代社会では新しい理論が必要)
PDCAは実は戦後の時代に日本で生まれた言葉でした。
戦後と今の時代では、時代背景が全然違うため、今の時代にはそぐわないという意見が出始めています。
こうした背景もあって
「PDCAは古い」
「PDCAは時代遅れ」
と言われるようになっています。
これはあくまで一般論のようなものですので、もうちょっと細かく僕自身が感じたことに当てはめてお伝えしていきます。
現代は変化が激しい
今の時代は変化が激しい時代です。
10年もあれば生活が大きく変化しているような時代です。
10年前はスマホ(スマートフォン)もそこまで主流ではありませんでした。
まだガラケーと呼ばれる携帯電話が主流だった時代です。
しかし今は、ほとんどがスマホユーザー。
今後はスマホもなくなってウォッチ型になっていくと言われています。
お金に関しても現金からデジタルマネーなどキャッシュレス化が進むとも。
それが実現するかはわかりませんが、それくらい時代の変化が大きい時代です。
つまり、立てた計画は変化することが普通で大きな変化が求められる時代ということです。
僕自身ライターの仕事をしていますが、前日の夜までは計画になかったことが
「今日配信する記事を即作成してほしい」
と朝起きたらメッセージが届いていて、即時に記事作成を行ったこともあります。
昨日の計画さえも今日変化するような時代ですので、PDCAは激動の今の時代には合っていないかもしれません。
価値観の変化
現代は生き方や働き方も大きく変化している時代です。
個人で稼ぐ人もいれば、AIの登場で消える仕事が増えると言われている時代です。
昔言われていたような
「就職→年功序列で給与アップ→退職金→年金」
というライフスタイルは今や崩壊しています。
その昔であれば就職すればある程度の人生計画(P:Plan)を立てることができたかもしれませんが、今は計画通りにいくような生活はほとんどありません。
いつ会社や仕事がなくなってもおかしくないですし、業務量や残業が増えて体を壊して退職するという話も珍しくなくなってきました。(ブラック企業という言葉も一般的になりました)
こうした計画を立てにくい時代背景や価値観の変化があるのでPDCAは今の時代には不向きとも言えるでしょう。
一度きりの人生なので、将来を大切にしつつも「個人で活動して今を全力で生きる」というスタイルも増えてきましたので、変化を楽しむという価値観の変化も影響しています。
影響範囲の変化
現代はネット社会とも言われますが、個人の活動がしやすくなった分、個人の行動の影響範囲が広くなっている時代でもあります。
Twitterで楽しく活動していた人が、思わぬ発言で炎上しTwitterアカウント閉鎖ということも珍しくないです。
Twitterを取り入れた楽しい生活が一瞬で崩れ去ることもある時代です。
僕の実生活に当てはめて見ます。
埼玉〜東京〜中華街(横浜)を一本でつないでいる(直通)路線があり、通常運転であれば乗り換えも少なく便利ですが、何かトラブルがあったときが厄介。
横浜で起きた問題が埼玉県の駅にまで及んでしまいます。
その路線で埼玉から東京に行こうとしても、現在地とは関係のない地域の横浜でのトラブルで電車が止まってしまい乗車する予定だった電車に乗れなかったということも。
極端な例かもしれませんが、現代では計画に対して予期せぬところからのトラブルがつきものです。
こうしたトラブルの影響範囲の拡大も、計画を狂わせる一つの要因なので、PDCAのPが崩壊する可能性が高くなっていると感じます。
また、良い意味で計画外のことも起きます。
ブログを書いていたら
「ブログを見た人からライターの仕事の依頼を受ける」
というのも計画外ですが、嬉しい知らせでもあります。
ネットや電車などの交通網が普及したからこそ、予期せぬことが起こりやすくなっているためPDCAのPが崩れやすいとも言えます。
PDCAでPが崩れてはその後が全て崩壊するので、現代には合っていないと言えるでしょう。
ライフスタイルもPDCAではなく、今の時代に合ったものや、変化に対応した仕事を取り入れていくことで、理想の将来を実現していける時代です。
計画通りに進もうとするのではなく、変化を受け入れながら楽しんでいくことが充実したライフスタイルを送る鍵になります。
年功序列や年金が崩壊し、PDCAが通用しにくい現代では自分で稼ぐことは必須のスキルです。
副業でもお小遣いでも、将来的な収入源としても自分で自分の収入を確保することが人生の明暗を分けかねません。
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まとめ
何もPDCAが悪いというわけではありません。
仕事にしてもライフスタイルにしても昔よりも大きな変化をしているので、PDCAがしっかり当てはまるという場面もあるはずです。
副業としてブログやYouTubeを教わったときはDCAP(Dカップ)と教わりました。
まずは実行しないことにはことが始まらないという考え方でしたね。
「なにが悪くてなにが良い」ではなく多様性が広がっている現代で、自分にあったものを選択していくことが重要になってきます。
1つのこと(ここではPDCA)にこだわり過ぎず、柔軟な思考で理想の人生の実現につなげていきましょう。
別記事では、夢を叶えるために必要不可欠な4つの要素についてまとめています。
理想の人生に近づくために、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
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